
Q1:校倉式のほかにも、木材を利用した類似の工法
(ウッドブロック等)もあるが、どのような点が異なるのか?
A1:構造
ウッドブロックは、前面壁材と控材によるT字型の構造であり、校倉式の
工法は、前面及び背面壁材と控材による井桁組み構造です。
A2:木組みの方法
ウッドブロックは、ボールトによって木材が連結(結合)されています。
校倉式の工法は、校倉式の木組みを応用した、木材自体の連結(接合)を基
本とする井桁組み工法で、ボールトは補助的に使用します。これらのこと
から、校倉式の擁壁類は、より安定性が高いと考えています。
A3:適用工種
ウッドブロックは、主として、モタレ式の擁壁類であると聞いています。
校倉式は、井桁組構造であるため、中詰材に石礫を充填すれば、護岸工や
沈床工(根固工)、小規模な重力式ダム工(谷止工、床固工)の渓間工事
にも広く適用できます。

校倉式沈床工の一例 校倉式流路工の一例
Q2:各種の補強土工法があり、土留工や盛土工として施工されているが
木製校倉式工法との相違はどこにあるのか?
A1:構造用部材
補強土工法は、壁面材、緑化シート、強化シート等の組合せにより構成さ
れているようです。校倉式工法は、木材と土砂流出防止シート(緑化シー
トと兼用可能)を壁体の部材としています。
A2:安定方法
補強土工法は、壁面材及び強化シートと土石との摩擦抵抗による安定と理
解しています。校倉式工法は、中詰土石による重力式の安定計算によって、
1.5倍以上の安全率が確保された構造体です。
A3:校倉式工法の木組み
基本型を図に示すと次の通りです。
・控材の加工
控材には両端から120mmの位置を中心とする上・下面に、上下と前・背面
の壁材を接合する深さ20mmの欠円加工をしています。
組立方法
控材の欠円加工部に、上下及び前・背面の壁材をはめ合せ、
井桁構造に組み立てます。


護岸工の組立中
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